ブレナム宮殿。(オックスフォード州ウッドストック)
ゲートを通ると右手奥に橋が見え
車内がザワザワ。
敷地に橋があるなんて
テンション上がります!
![]() |
ザワつく車内 |
![]() |
イースト・コートヤード この門を通って中へ |
お、大きい!大きすぎて、パノラマじゃないと写真に納まりきれませ~ん!
![]() |
1722年完成 |
ブレナム宮殿はグレードⅠ※に登録されおり、
現在は第12代マールバラ公爵一家の住まいになっています。
そして、ここはイギリス元首相ウィンストン・チャーチルの生家でもあり
彼は幼少期のほとんどの時間をここで過ごしました。
(大人になっても、ですが)
宮殿の見学時間は1時間半!
時間通りにロンドンに着くためには仕方ない。
時計を見ながらの見学・・・
さくさくと行くしかない。
![]() |
メイン・エントランス 目が!!なんの目? もしやあの秘密結社がらみでは? |
![]() |
遠くにコラムが見えます |
現在はフラッシュなしで撮影OKになっています。
![]() |
グレート・ホール ほんとにすごいです |
![]() |
見上げるとフレスコ画とステンドグラス そして自然と口が開きました(笑) |
今年2015年はチャーチル没後50周年。
宮殿内には彼の功績を称える展示室があり
あどけない子供時代の写真(かわいかった!)
手紙や愛用品、勲章や制服などがあり
とても興味深いものでした。
![]() |
レッド・ドローイング・ルーム 飾られた大きな絵画や家族の肖像画 |
レッド・ドローイング・ルームに
ひときわ目立つ家族の肖像画。
描かれているのは第9代公爵とその家族。
今からさかのぼること120年前の1895年、
この巨大な宮殿を維持するために第9代公爵が
アメリカ人富豪の娘、コンスエロ・ヴァンダービルトと
結婚した事は、当時大きなニュースになりました。
貴族と結婚するため、
幼い頃から徹底的な教育を受けた彼女。
ですが、親が決めた相手(公爵)との結婚生活は
決して幸せなものとは言えなかったようです・・やはり。
公爵はコンスエロの莫大な持参金を元に
大規模な宮殿の改築を行ったのです。
![]() |
第9代公爵と妻のコンスエロ、ふたりの息子たち 後にコンスエロは女性参政権運動や慈善活動に尽力しました |
英国ドラマ「ダウントン・アビー」でも
グランサム伯爵がアメリカ人のコーラと結婚し、
彼女の持参金で城のやりくりをしてましたね。
イギリス人貴族はお金が欲しくて
アメリカ人富豪は地位(高い爵位との繋がり)が欲しかった、
そんな時代です。
中には愛のある結婚もあったと思いますが・・
![]() |
大広間 |
大広間は元々居間として使われていましたが、
その後ダイニングルーム、
第二次世界大戦前半は避難してきた
男子校の寄宿舎になり、
後半はイギリス情報局保安部MI5の
オフィスのひとつとして使われたそうです。
![]() |
ロング・ライブラリー 読書家だったウィンストン・チャーチルのお気に入りの場所でした この日はイベントのためのテーブルセッティング中 |
![]() |
チャペル |
外に出て庭を散策。
![]() |
ウォーター・テラス 怪しい雲行き この庭は第9代公爵が作らせたもの(1925-1931年) |
![]() |
噴水(休止中) |
![]() |
シャキーン!とキレキレの庭木 |
スケールが大きすぎて
距離感(遠近)がおかしくなります。
フランスのヴェルサイユ宮殿みたいです。
絵を描くのが好きだったチャーチルはここで
建物や景色の絵をたくさん描き
晩年は特に湖周辺を描いたそうです。
確かに絵になります。
![]() |
メイン・レイク 川じゃなくて湖です |
![]() |
見学した日は広大な庭で国際馬術試験が開催中 年間を通していろいろなイベントが行われているようです |
![]() |
秋ですね |
![]() |
クィーン・プールという湖(トイモードで撮影) プールじゃないし・・・ |
宮殿見学の余韻とともに、帰路ロンドンへ。
10時間のツアーでしたがあっという間でした。
次に来る機会があれば
何時間もゆっくり過ごしてみたいところです。
〈注釈〉
※リスティッド・ビルディング 歴史的価値がある等の理由で、国に保護対象された建築物のこと。GradeI、GradeⅡ、GradeⅢの3段階に分かれている。対象の建物はむやみに改築等ができず都度許可を得る必要がある。日本の文化財的な扱い。
0 件のコメント:
コメントを投稿