2015/10/10

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ②HM Treasury

ウエストミンスターは
政府の各省庁が集まっています。

ここはHM Treasury(Her Majesty's Treasury)
イギリス財務省。
Grade Ⅱの建物で1917年完成。

財務省は1940年より入居


元は国王の財産を管理するためだったので
Her Majesty's(女王陛下の)となっていますが、
現在は国家財政を担う官庁です。
うーん、ということはエリザベス女王が退位されたら
"His Treasury's"になるのでは。
ロンドンにある劇場、Her Majesty's Theatre
(ハー・マジェスティーズ・シアター)も
退位後はHis Majesty'sになるし。
忙しいです・・。
(Her Majesty's には「英国の」という意味もあります)

建物は大きいんですが、
公開されているところは少なかったです。

館内でもらった資料↓

1886年当時の写真、ビルが建つ前の町並み
手前がパーラメントスクエア(ウエストミンスター寺院や国会議事堂に囲まれた所)
右側の通り(Parliament St)を拡張しひとつの大きな建物を建てたと思います。

建物の第一セクションが完成したのが1908年
GOGGSとはGovernment Offices Great George Streetの略

(写真上)第二次世界大戦中、ここは政府の中枢機関で、内閣は地下にありました
(写真下)セント・ジェームズ・パークに面したチャーチル元首相夫人の寝室
首相一家はダウニング・ストリートではなくここに住んでいたそうです


なぜこの建物を内閣に選んだかというと、
ダウニング・ストリート(首相官邸)に近い上、
地下は強固なコンクリート造だったので
爆撃に耐え得るだろう、という理由があったから。

資料を見た後は中庭に出て、奥の円形広場へ。
その後は外!
え、もう?って感じで・・。

中庭
カフェも併設

ロンドンにこんなところがあるとは~!
珍しい円形広場

またもやパノラマ撮影


あっさり見学終了・・・20分くらいでした。

天気がよかったので次の場所、オックスフォードサーカスへは
レンタル自転車(通称ボリスバイク)で移動。
一日2ポンド(400円くらい)で一回30分間乗れるんです。
街のいたるところにこのような自転車用のドックがあります。

バスや地下鉄が高いからか、エコ志向だからか
ロンドンの自転車人口は増加中!

続けて乗りたい場合は追加で2ポンド課金されるので
一度、自転車を返却して5分後にまた借りればOK。
このシステムが導入されて5年、
今ではかなり街に浸透しています。
ロンドンの道がわかるならば
自転車で街を回るという方法も楽しめますよ。

ただし、日本と違いイギリスの自転車は車と同じ交通ルールを
守らなきゃいけませんので注意。
①車道を走る(もちろん逆走不可)
②一方通行も逆走不可
③左折、右折、止まるのハンドサインを出す
などあります。
ただし、身長が低いと
サドルを一番低くしても足が着きません。
少なくとも身長155cm以上の人向けなので要注意。(子供不可だし)

ロンドンに行かれる方はトライしてみませんか?

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