2018/12/25

クリスマスプディング!

今年も届きました
手作りのクリスマスプディング~!

イギリスのクリスマスを知らない人には馴染みがありませんが、
イギリスのクリスマスディナーのデザートは
このプディングを食べる習慣があります。

日本で手に入れるには輸入品か
東京のショップなどからお取り寄せしないといけません。
4年前までは東京のショップからお取り寄せしていましたが、
3年前から毎年、関東の友人に作ってもらったものを
送ってもらっています。
友人は紅茶マイスターの資格を持ったプロで
紅茶だけでなく、イギリスのお菓子や
ヨーロッパの陶磁器、テーブルウェアに至るまで
トータル的なコーディネートをしていて
その深い知識がとても勉強になります。

今年のプディングはチェックの布で包まれたラッピング。
友人のブログ掲載用に撮影しました。




友人とのクリスマスディナーではこのプディングを持参。
クリスマスプディングを初めて食べたアメリカ人の友人は
おいしい!と言ってお代わりしていました。(笑)
ドライフルーツがたっぷり入っててリッチな味。(^^)/
濃厚な味なのでバニラアイスと合わせるとちょうどいいです。

今日はアントレのスタッフともいただきましたよ。
(徐々に習慣になりつつある)


年内のアントレの営業は明後日、27日(木)までです。
来年もよろしくお願いいたします。
※冬季休業は12/28(金)~1/5(土)です。

2018/12/11

バラバラ→ピタッと! - イスの修理 -

見事にバラバラになったイスがお店に持ち込まれました。
購入してから20年以上経つ飛騨家具です。

このタイプのイスは何脚も修理してきましたが、
ここまでのバラバラは初!


集成材の断面部分でぱっくり割れています。
接着剤の劣化や乾燥で起こる現象です。
20年も使っていれば起こりえるので
ここで処分するか、修理するかは予算次第。

断面部材を2枚ずつ接着→固定していき、
10日間くらいで出来上がり。
ピタッと接着!(接着と木釘を使用)



下のアンティークの籐イスは
ホテルのロビーにオブジェとして設置されているものでしたが
お客様が座って座面を破ったそうです。( ゚Д゚)



通常、アントレでは籐イスの張替えは座面のみを行っていますが、
このタイプは背もたれと座面が一体のタイプ。
今後は展示のみで使用する、という条件を了承いただき修理しました。


細い籐で手編みされていたこのイス、同じように
手編みで張り替えると既成品の籐シートより強度は上がりますが、
費用は通常の2倍します。


今回は籐シートを使用し、既設の枠外に新たに溝を彫って丸芯でシートを留めるという
修理スタッフ泣かせの結構大変な作業でしたが何とか完成!
よみがえりました~(^^)/






2018/12/07

ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 -久留米市美術館-

現在、久留米市美術館にて開催中の
「サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」へ行ってきました。
今夏から群馬、大阪、福岡、名古屋、横浜、広島を巡回中。
福岡では久留米市美術館で12月27日まで開催。
この日を楽しみにしていました~(^^♪


チケット半券と出品リスト

ここでウィリアム・モリスのことを
詳しく書くと長くなるので割愛しますが、
ウィリアム・モリスは19世紀後半のイギリスで活躍した
デザイナー、詩人、思想家、工芸家です。多才!
イギリスのインテリアとは切っても切れない、
というか重要な存在で
いつまでも色褪せないそのテキスタイルは
現在でもインテリアや
ファッション等にも幅広く使用されています。

若い頃、私はモリスに全く興味がなかったのですが、
その後、仕事でイギリスのインテリアに携わるようになり、
その緻密なデザインや色彩に徐々に魅了されていきました。

この日は平日ということもあり、入館者は年配の方が多く
そのほとんどは女性でした。


エントランスにはピンパーネル柄の巨大パネルが展示

ピンパーネル(1876年)

会場内では「壁紙」が一般の家庭に普及した説明文や
額縁に飾られたオリジナルの壁紙が数多く展示されていました。
モリス社だけではなく、その前後期に活躍した他メーカーの壁紙や
日本からイギリスに輸入された金唐革紙も共に展示。
豪華な柄と見事な凹凸文様・・!!
端には”Made in Japan”の文字。
当時のヨーロッパでは超高級品で、
横浜に何社か製作工場があったそうです。

実際に使われていた版木もあり、
どの様な工程で壁紙が出来上がっていくのか
動画でも観ることができます。

充実した展示物を見終える頃にはほとんどの人が
ミュージアムショップでなんか買って帰りたい、
と思うんじゃないでしょうか。

ショップではポストカード、書籍をはじめ、
便箋、クリアファイル、小物等充実したアイテム数。
私はクリアファイルとポストカードを購入。
書籍も何冊かほしかったんですけど、
よく考えてから、と思いとどまりました。(笑)

ウィリアム・モリスがデザインしたものだけを選んで購入
お店のトイレのフレームに入れました

テキスタイルが好きな人は一見の価値あり!
オススメです。

サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展
久留米市美術館
https://www.ishibashi-bunka.jp/kcam/exhibition/20181117-2/

2018/12/02

出た!!

11月はじめ、
庭に植えたばかりのチューリップの球根が
何者かに奪われました。

一度は土が軽く掘り返されていた(未遂)ので
戻した上、さらにしっかりと土をかぶせると、
なんと数日後にもーっと深く掘り返され無残な状態に…
盗難未遂だった球根1個がなくなっていました。(涙)
悔しい~!

ネットで調べてみると、
チューリップの球根が好きなのはカラスらしい。
植えてる時、上から見られてた??

2度目の被害時

そして中旬には他の木の根元に深い穴が・・!!
え?モグラ?ネズミ?イタチ?
不明です。


そこでついに昨日、センサーカメラを設置し、
今朝動画をチェックしてみると!
イタチ~( ゚Д゚)!!
設置した日に撮れるなんて
毎日通ってるんじゃない?!

画面右下に光るイタチの目!

また球根を掘り返す気~?

またチューリップのところを狙ってた様子。
カメラに警戒したのか、数秒で去っていきました。

敵が何者か分かった以上、
こっちも黙っていられません。
次回の襲来に備えて
「ネコブロック」を設置。
連結式なのでどこまででも広げられます。


ネコブロックだけどイタチも同様、
この上には乗れないだろう。。
足ツボマットより痛いぞ~。

チューリップの芽が出る春までは気が抜けません。
監視活動は続行中。

※12/4深夜も出没!
しかも今度は2匹です。。心地いいのかな~



2018/11/25

ステンドグラスの衝立 -工房だより-


先日製作したステンドグラスの衝立。
お客様自ら詳細な完成図を描いてご来店されました!
「アントレさんなら作ってくれるだろう」とのこと。
はい、もちろん作ります!!(笑)

このステンドグラスは四国の大きな旅館の窓に使われていたもの。
たくさんの色ガラスが使われた豪華なステンドグラスです。
透けて見えないようにするためか、
裏面には白いプラスチック板がはめ込まれて
木枠に入った状態で送られてきたそうです。



お客様の図面を元に、
ちょっと変更を加えて出来上がったのがコチラ↓
高さはおよそ170センチ。
製作期間は2週間でした。

ダークブラウンのペンキ塗装仕上げ

完成品をお届けした際、とても喜んでいただきました。(^^)
玄関ドアを開けて正面の突き当り窓に置かれるので
これから毎日楽しんでいただけると思います!



2018/11/13

新アントレ号~

新アントレ号が始動しました!
街でよく見かけるハイエースなので
見つけやすいように、
カッティングシートをいろいろ貼って遊びました。
シルバーの車体にホワイトロゴが際立ちます。
これからどんどん働いてね~。(^^)


ビーフィーターも!

QRコード付き!
スキャンしたら何が出てくるでしょ~
 

国旗も加えようと企み中。
プチデコ車。


下の写真は車に貼る前に
テストで貼った黒のビーフィーター。
渋いこちらもいいですね。

ドアの後ろにはモデルになったビーフィーター




2018/11/12

FBS福岡放送「めんたい×家族」でアントレが紹介されました!

先日、11月10日FBS福岡放送「めんたい×家族」の
街ぶらり歩き平尾編の取材を受け、昨日オンエアされました。
ご近所の方がTVクルーのインタビューで
オススメしてくださったようです。
ありがとうございます!

撮影時間は1時間程でしたが、
オンエアは3分ほどにギュッと編集。
店内の様子がきれいに撮影されていましたよ。(^^)


「ドアマン」として紹介されたビーフィーター

いろいろな商品を丁寧に撮影していました


まじめな性格なので(笑)、ボケコメントはゼロで
誠実に対応させていただきました。
でも編集でちゃんと面白くしてもらっていました。
みたことないモノがたくさんで興味津々!レポーターのお二人

実は、先月もFBSさんの別番組「めんたいワイド」から
取材を受けていたのですが、
そちらとは全く関係ないところからの
取材だったのでビックリ。
ご縁があるんでしょうね~。

今年はお店だけでなく、
プライベートでもTV取材を受けることが多い年でした。
来年も何かありそう…!
あ、でも今年はまだ1か月半ありますね~!





2018/10/25

アンティーク調のレンジ台 ー工房だより-

部屋がアンティークで統一されていても、
キッチン周りの収納家具でアンティーク調のものは
まだ見たことがありません。(ほぼない?)
アンティークというか、カントリー風のものはよく見ますが。

今回は、アンティーク家具に合うように
既存のレンジ台の改造を行いました。

サイズ感よくて使い勝手いいけど、
扉のデザインが現代風なのでこの家具だけ
周りから浮いてて気になる、とのこと。

外で撮ったので明るく見えますが、
本来はダークブラウンです


正面の扉の交換と飾りを足しました。
扉は新材でアンティーク塗装仕上げ、取っ手は真鍮製のアンティークです。


ほぼ前のレンジ台の名残はありません。
でも、機能はそのまま!


オーブンレンジを乗せてみました。



アントレは大きさに関わらず、
いろいろな家具の修理・改造のご依頼をお受けしています。
HPに載せていない内容もありますので
気になる方はお問合せくださいませ。(^^)



2018/10/09

新旧のカート

先日、出張作業の時に道具を入れる折り畳み式のカートを衝動買い。
(というか1年以上考えていましたが店頭で見てつい)

一般ではキャンプや運動会など、
かさばるものを一気に運ぶ時に使うアイテム。
建築関係の業者さんも使っています。

広げてみたら、お店にある木製カートと似てる!


こちらは100年くらい経ってるアンティーク!
当時は移動販売で使われていましたが、
現在では花鉢を飾ったり、
実用ではなくインテリアとして使用されています。



2018/09/24

そういえば、蓄音機!

先日、NHKBSプレミアムで放送された
「世界ふれあい街歩き:ロンドン・ハムステッド/イギリス」編。
録画たものを後日観ると、5年前に訪れたフェントンハウス
昔、何度も訪れたハムステッド・ヒースも映っていました。
懐かしい~!
丘から見た当時の景色は近代的なBTタワーがひときわ目立っていたけど、
それから随分と高層ビルが増えたし、
今はきっと違う景色なんだろうなと思います。
他のシーンではアンティークショップの店頭で
おじさんが蓄音機のリペア(クリーニング?)をしていました。

それで思い出したのが、アントレにある蓄音機!
実は4台(イギリス製3台、スイス製1台)ありまして、
そのうち一台を久しぶりに動かしてみました。

まずは、側面にあるハンドルを時計回りに回します(動力)
手ごたえが出てきたところでストップ。

1910~30年代の蓄音機(イギリス製)

レコード台の下にあるストッパーをスライドすると
台が回り始めるので
勢いがついてきたらレコード針を降ろします。


するとゆっくりとしたジャズ音楽、
Moonlight Serenade(ムーンライト・セレナーデ)が流れ始めました。
グレン・ミラー楽団のバンドテーマですね。

レコード盤と針の状態がよくないので
結構雑音が入った音でしたけど
アンティークの部屋に合います。
音量を大きくしようと思って手前の扉を開いたら
急激に音が大きく鳴ったのでビビりました(笑)



こちらはマッチ箱サイズのブリキ缶。
中にはレコード針が入っています。




他にもたくさんレコードがあるので
時々レコードをかけてみようと思います。(^^

2018/09/17

脚付きのガラスデッシュに

先週、友人の結婚披露宴の際にいただいたテーブルの装花。
日が経つにつれ花が減ってきたので
ブルーのアンティークのガラスデッシュに生けてみました。

手のひらサイズです

脚は3匹のドラゴンのデザイン。
体の部分がお皿の裏にくっついてて
「下顎」がテーブルと接して支えています。
その姿はまさに超軟体なドラゴン!
かなり独特な姿です。

プレス成形されたガラスなんですが、
かなり気泡が混じっていて
光が当たるとキラキラします。

アンティークガラスデッシュ
12,000円



2018/09/03

100年前の写真

今日はポストカードの整理作業。
100年前の写真や古いポストカードがいろいろあります。
これらはイギリス南東のサフォーク州、
イプスウイッチ(Ipswich)で撮られたもの。

街の景色や集合写真です。
馬車、蒸気機関車、自動車の写真も・・・
写真を取り外せるように
金色のフォトコーナー(イギリス製)を使って貼りました。

台紙に写真を貼るだけでは面白くないので
写真に書いてある場所とか名前をリサーチしてみると
いろいろあるある!出てきました。

@1620円
↑上の写真はIpswich I.S.A Cycle Brigade 1921と記載。
自転車隊?でも後方の人は楽器を持っています。
Brigadeとは軍事用語を指すので自転車を使っていた軍関係の組織で
且つ音楽隊も兼ねてた??うーん、謎です。

これは写真の上に後から色付けされたもの。


右上の写真はグレード2(イギリスの重要建造物)のファームハウス。

左下の写真もグレード2で18世紀にマーガレット・キャッチポールという
波乱万丈な人生を送った女性が住んでいた家(ブループラークあり)



この建物は15世紀に建てられたAncient House。
グレード1(イギリスの重要建造物)です。
壁の漆喰装飾はアフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ大陸をイメージしています。

↓現在の姿
変わっていませんね!
イギリスでは築500年とかざらにあるので
200年でも「まだ200年なの」とか言ったりします。
地震がないので建物が長生きです。

Wikipediaより

2018/08/27

いろいろ作業 

まだまだ暑い日が続いていますね。

この猛暑で塗装作業はかなり大変でしたが
ようやくテーブル塗装のご依頼も順次受け付けはじめました。
(暑すぎると塗装ができないので)

涼しい室内でできる作業は・・と考え、
延び延びにしていた倉庫の真鍮製家具用ハンドルの整理をすることに。
そしたら、見覚えのないいろんなデザインのものが出てきました~。
埋もれさせていました。。ごめんなさい。
写真はほんの一部です。
バラ売りしていますので、お持ちの家具のイメージチェンジできます。

イギリス製の真鍮製の金物たち
@2300円~

店内カウンターもレジを横に移動して配置換え・・
すると、今までレジの下に隠れていた部分がかなり色抜けしていたので
アンティークワックス(色付き)で磨きました。
100年以上経っているマホガニー材のカウンター。
オリジナルの塗装(フレンチポリッシュ)は一部しか残ってなくて、
オイルフィニッシュのような状態です。


イギリスではどんなお店で使われていたんだろう・・
天板の傷を見ながら想像します。

アンティークワックス塗布後

こちらは本日完成した自立型ステンドグラス。
玄関の窓に置きたい、というご依頼で
その窓や奥行きのサイズに合うよう加工しました。


元はこのような少し縦長のステンド。


透明ガラス部分を型ガラスに取り換えて
周囲に黄色とオレンジのガラスを足しました。

ケイム部分を溶接中

木枠(新品)をダークブラウンに染色して
エイジング加工したんですが・・・
写真ではなんとも分かりに難い仕上がりで
ほぼ同じに見えますね。(-_-;)


染色のみ

エイジング加工後

もちろん、もっとダメージ感のある仕上がりにはできますが
今回はそこまで求められていないので
こんな感じで完成。



窓台の奥行きに合わせて
脚の製作もできます。
たまたま店内の窓台もピッタリサイズ!
このステンドグラスはまもなく北海道へ発送します。
(完成まで2週間ほどかかります)