Drapers' Hallから徒歩数分、
広場前にあるギルドホールへ到着。
でも建物が大きすぎてどこが入口かわからなくて
制服を着た係員らしき人に聞いたらざっくり「あっち」と指差されました。
あっちは広場の向こう側。広い範囲だな・・・
先ほどの建物でもそうでしたが、
オープンハウスでは入口不明のところが多々あり、
目当ての建物周辺でさまよっている人
(大抵はガイド本を持っている年配者)を見つけます。
確信がありそうな時はその人の後ろを勝手について行きますが、
選択を誤ると一緒に迷子、ということもあります。
列に並んで待つ時は前後の人と話すこともあり、
「どこどこは良かった」とか「あそこはすごく待つ」とか
話好きのイギリス人たちと情報交換ができます。
日本の街中ではなかなか知らない人と道で話すことはありませんが、
ロンドンではよくあることです。
ギルドホール(Guildhall)とはシティ(シティ・オブ・ロンドン)の市庁舎で
800年以上も前から統治している歴史があります。
独特の自治体で、毎年ロンドン市長(Lord Mayor of London)を選出。
10月に来日していたロンドン市長はシティのロンドン市長ではなく、
Greater London(地方自治体)の市長(Mayor of London)です。ややこしい。。
ロンドンはシティを中心に出来た街なのでギルドホールはとても重要な場所。
ホールは現在も晩餐会や就任式など各種公式行事で使われています。
(外観の写真うっかり取り忘れ!)
1411年~1430年の間に建てられたそうです。
入口で手荷物検査を受け、奥の長い廊下を歩いていくと
「グレートホール」がありました。
教会のような雰囲気です。ゴシック~!
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12の同業組合(ギルド)の旗が掲げられています |
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伝説の巨人ゴグ(逆にはマゴグがいました)
巨人というかころんとした5等身の人にみえる |
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両壁には様々なモニュメント |
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ホールの南、広場に面したところにある
元の入口 |
グレートホールの地下室へ
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地下への階段 |
もらった資料を読まずに見学していたので
かつて何に使われたのかなと思い、
暇そうに座っていた係員のおじさんに聞いてみると
「昔それとも今?」って答えが・・・
どっちも知りたいので「両方」と答えると
「昔は集会で使われてたよ。
最近で言うと映画の撮影、ハリーポッター全作のロケ地で使われたよ」
な、なんですと~?!
ハリーポッターのファンじゃないけど全作観た私。
でも何度も観てないからどのシーンなのか全く覚えていません。
この雰囲気なら確かに出てそうだけど・・
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西側の地下室
大理石の柱の礎が丸みを帯びていて歴史を感じさせます |
あとで資料を読むと
この地下室は東西2つの部屋に分かれており
東側の部屋は13世紀に造られてたぶん地下墓所として使われただろう、と。
(ロンドン大火で完全消失1973年に復元)
西側の方は15世紀に造られ、ロンドン大火も1940年のロンドン大空襲でも残り
1961年に修復されました。
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暗い地下室では彩り豊かなステンドグラスが眩しく見えます |
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地下に残る中世の壁(15世紀と思われる) |
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オールド・ライブラリー
電気がつけられていなくて暗い |
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通路にあったステンドグラス
新しいものでした |
おまけの写真はギルドホールで
無料配布されていたポケット版トイレガイド!
地図の中心地がギルドホール、左下がセントポール大聖堂
右下はロンドン塔です。(シティではないんですね)
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シティ(自治体)管理のトイレと
飲食店が開放しているコミュニティトイレがあります |