2015/11/29

ワンたちがやってきた!

ぐっと気温が下がったこの週末、
かわいいワンたちの洋服屋さん、
Happy-Go-Lucky御一行様が新作の撮影のためご来店。

2匹のワン(いや、モデルさん)しっぽを高速で振りながら
アントレの庭を駆けまわり、止まるとプルプル震えていました。(笑)
私も一緒に撮影してみましたが
すばしっこいので追うのが大変~!!


北欧風の柄(日本製)

赤が効いています

しきりに鼻をクンクン

いつもネコが通ってるからね・・

久しぶりのリードなしの散歩でテンション上がってま~す♪

Happy-Go-Luckyさんが販売する犬服は
全てハンドメイドで布地はほとんどが日本製。
安価な外国製に比べ織りがしっかりしていて耐久性があります。
(ワンたちは動きが激しいですもんね)

布地は、作られて間もない新しいものを使う、というこだわりもあり
良いものを長く使いたい、と思っている方にはピッタリですね。

犬服作家であるヒトミさんは
イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーなどの
小型で胸厚犬の服を得意としていますが、
他の犬種でも細かく打ち合わせすれば作ることができるそうです。(^^)
熱く語る彼女を見て、本当に犬を愛してる人だなーと思い、
きっとすばらしい作品を作ってくれると感じました。

販売はネットのみ。(現在、ショッピングカートは準備中)
ひとつひとつオーダーで手作りなので、
既製服にはない、お客様のリクエストにも丁寧に対応してくれます。


見つめ合うふたり


イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーのお洋服
♡HAPPY-GO-LUCKY☆
http://www.hgldog.com

2015/11/23

季節モノ -工房だより-

もう街はクリスマスイルミネーションが始まっていますね!

アントレではイルミネーションはまだですが、
工房で季節モノ作ってみました。

北海道直送の白樺で・・

トナカイちゃん


ツノはアントレの表に植えてあるイングリッシュ・オークの枝。

大、中、小の順に作ったのですが、
この写真を撮って30分くらいで
目ざとい近所の方が小トナカイちゃんを即買い!

中トナカイちゃんも予約済みだし、
もう・・クリスマス前にみんな貰われてしまいそうな勢いです。


賑やかなエントランス
おもちゃ屋?


それと、こちらは北海道直送のエンジュ(槐)
という木で作ったカードスタンド。

@800円

エンジュは寒さに耐えながらゆっくり成長する木。
芯は黒、外側は白っぽくて木目がきれいです。
硬いので加工が難しく、
アントレではカードスタンドが精一杯でした。。

中国では出世への縁起を担いで植えられたり、
日本では地方によって「延寿」と書いて、
魔除け・長寿・安産・幸せの木として
お守りなどに使われたりするそうです。
最近では量が少ないので貴重な木だそうですよ。

気になる方はお早めに~(^^)






2015/11/18

岩田屋イベント終了!

7日間のイベント無事に終了!
期間中、多くの方にお越しいただきありがとうございました。

普段このスペースはテーブルウェアのコーナーらしく
あれ?と迷われるお客様もいらっしゃいましたが
アンティークが珍しく立ち止まって見ていかれる方も多く
熱く語って接客する日々でした。(笑)

デパートはいろいろな人が来るところなので
ショップとはまた違った雰囲気で
表方も裏方も学ぶところが多かったです。


イベント前夜、4トントラックでの搬入


イベント2日目で店の看板がないことに気付き急遽制作
以前からあった石の看板に古材でフレームを作りました

ディスプレイは毎日ちょっとずつ変えてました。



ボタニカル・アートが人気でした

100年前のエッチングガラスドアをパネルに加工

店とは違い、広さに余裕のあるディスプレイ

本日からはクリスマスグッズのスペースになっています。
一夜でディスプレイの入れ替えをするなんて(それも毎週だったりするし)
大変な仕事です!


そして、7日間一緒にがんばったポップコーヒーズさん。
有機無農薬(オーガニック)で自社焙煎されています。
珍しいオーガニックのコーヒーを毎日試飲させていただきました。
ショップの他、福岡市内のスーパーやカフェ、
ネットショップでも手に入れることができます。
アントレの近くにあるスーパー、マキイでも販売されているので
ショップにお寄りの際に購入できます。

普段は紅茶を飲むことが多い私ですが、
今までインスタントで済ませていた程低かった
「コーヒーレベル」が今後は確実に上がるでしょう。

カフェインレスもあります

今回出品したのは5種類でしたが
ほかにもいろいろなコーヒーを販売しています

1週間でコーヒーについて詳しくなりました
どれも美味しかったです(^^)

POPCOFFEES
http://www.popcoffees.com/index.html
福岡市東区美和台4-6-2
TEL: 092-605-0155
OPEN: 9:30~19:30
定休日: 日曜

2015/11/11

本日初日!@岩田屋

本日11/11より1週間、
岩田屋イベントスタートです!
デパート初出店ドキドキ。

珍しそうに商品を見たり、
懐かしそうに見るご高齢の方、
偶然ご来店されていたアントレのお客様!
そして様子を見に来てくれた私の友人たち。
今日はいろいろな方にお会いしました。

まだ6日間あるんですけど、
なかなか内容の濃い6日間になりそうです。

広いスペースに選りすぐりの家具をセッティング

同じコーナーで出店のオーガニックコーヒーショップ、ポップコーヒーさん

2015/11/08

ロンドンの夜景 at Sky Garden

ロンドンの景色を360度を見られる場所があります。
しかも、無料で!

シティにある"20 Fenchurch street ビル"の屋上庭園「スカイ・ガーデン」。
ここの展望スペースがなんと一般公開されているんです。
昨年、このビル前を通った時はまだ建設中でした。

以前は、シティに高層ビルは建てられないでしょ~!
なんて思っていましたが、
シティの金融系企業がロンドン東部のカナリー・ワーフ・エリアにある
新しくて大きなビル郡に次々と移転してしまったのに焦ったからか
建築規制緩和がされたようです。

今年1月にオープンしたスカイ・ガーデンは完全予約制。
希望日の約2週間前に公式サイトで予約開始。
運良くリリース直後にサイトを見たので人気の週末、
日曜の最後の回を予約できました。

当日、予定より随分早く来てしまったのでロンドンの夕景を撮影。

ロンドンブリッジからの眺め
上空に飛行機、奥はタワーブリッジ、右はEU一の高さを誇るザ・シャード(87階建)

ザ・シャードにも展望台(69階)と展望デッキ(72階)がありますが、
入場料は日本円でおよそ6000円。
なので、行くなら高層階のレストランで食事したほうがよさそうです。

ニョキっと突き出ている20 Fenchurch streetビル
怪しい雲行き・・降りませんように!

スカイ・ガーデンはあそこ!

ビルの下から

こっちの面はカーブしています

どこからでも見えるザ・シャード

ビル1階に着くと長蛇の列。
時間決まってるんですけどね。。
予約票とパスポートを提示、空港のようなセキュリティチェックを受け
いざエレベーターへ。
外の景色は見えず、サーーーーっと上がりました。

35階へ着きすぐに展望デッキへ出てみると・・・
おぉーーーーー、すごい!
 
ライトアップされたザ・シャード
下の明るいところはロンドン・ブリッジ駅、右はロンドン・ブリッジ

デッキには約2mのガラスの壁(しかも外側に傾いている)があったので
ガラスに室内側が反射しています。スミマセン。

東側はタワー・ブリッジ
左はロンドン塔

トイ・モードで撮ると・・

オモチャっぽいブリッジ
そしてバーのテーブルランプが写り込む・・
広々した展望デッキ
遠くにロンドン・アイが見えます

ロンドン東部のカナリー・ワーフ・エリア
近くにロンドン・シティ空港があるので着陸態勢の飛行機が何機も見えます

ビルの北側はガーキン(右)と
左のLeadenhallビル(これまた変わった形のビルです)
35階のSky Pod Bar
左上は36階のブラッスリー、Darwin(朝食、ランチ、ディナー時オープン)
写ってませんが37階はFenchurchレストラン

次回ロンドンに来るときは
昼間に行ってみます。 (^^)

公式サイトでの予約は決まった時間ではなく突然UPされるので
行きたい人はサイトをマメにチェックしてみてくださいね。

20 Fenchurch Street,EC3M 3BY
スカイ・ガーデン予約サイト
https://skygardentickets.com
オープン時間(入場無料)
月~金:午前10時~午後6時
土、日:午前11時~午後9時

2015/11/02

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ⑫Guildhall

Drapers' Hallから徒歩数分、
広場前にあるギルドホールへ到着。
でも建物が大きすぎてどこが入口かわからなくて
制服を着た係員らしき人に聞いたらざっくり「あっち」と指差されました。
あっちは広場の向こう側。広い範囲だな・・・

先ほどの建物でもそうでしたが、
オープンハウスでは入口不明のところが多々あり、
目当ての建物周辺でさまよっている人
(大抵はガイド本を持っている年配者)を見つけます。
確信がありそうな時はその人の後ろを勝手について行きますが、
選択を誤ると一緒に迷子、ということもあります。
列に並んで待つ時は前後の人と話すこともあり、
「どこどこは良かった」とか「あそこはすごく待つ」とか
話好きのイギリス人たちと情報交換ができます。
日本の街中ではなかなか知らない人と道で話すことはありませんが、
ロンドンではよくあることです。

ギルドホール(Guildhall)とはシティ(シティ・オブ・ロンドン)の市庁舎で
800年以上も前から統治している歴史があります。
独特の自治体で、毎年ロンドン市長(Lord Mayor of London)を選出。
10月に来日していたロンドン市長はシティのロンドン市長ではなく、
Greater London(地方自治体)の市長(Mayor of London)です。ややこしい。。
ロンドンはシティを中心に出来た街なのでギルドホールはとても重要な場所。
ホールは現在も晩餐会や就任式など各種公式行事で使われています。
(外観の写真うっかり取り忘れ!)
1411年~1430年の間に建てられたそうです。

入口で手荷物検査を受け、奥の長い廊下を歩いていくと
「グレートホール」がありました。
教会のような雰囲気です。ゴシック~!


12の同業組合(ギルド)の旗が掲げられています


伝説の巨人ゴグ(逆にはマゴグがいました)
巨人というかころんとした5等身の人にみえる


両壁には様々なモニュメント
ホールの南、広場に面したところにある
元の入口

グレートホールの地下室へ
地下への階段

もらった資料を読まずに見学していたので
かつて何に使われたのかなと思い、
暇そうに座っていた係員のおじさんに聞いてみると
「昔それとも今?」って答えが・・・
どっちも知りたいので「両方」と答えると
「昔は集会で使われてたよ。
最近で言うと映画の撮影、ハリーポッター全作のロケ地で使われたよ」

な、なんですと~?!

ハリーポッターのファンじゃないけど全作観た私。
でも何度も観てないからどのシーンなのか全く覚えていません。
この雰囲気なら確かに出てそうだけど・・


西側の地下室
大理石の柱の礎が丸みを帯びていて歴史を感じさせます


あとで資料を読むと
この地下室は東西2つの部屋に分かれており
東側の部屋は13世紀に造られてたぶん地下墓所として使われただろう、と。
(ロンドン大火で完全消失1973年に復元)
西側の方は15世紀に造られ、ロンドン大火も1940年のロンドン大空襲でも残り
1961年に修復されました。

暗い地下室では彩り豊かなステンドグラスが眩しく見えます

地下に残る中世の壁(15世紀と思われる)
オールド・ライブラリー
電気がつけられていなくて暗い

通路にあったステンドグラス
新しいものでした

おまけの写真はギルドホールで
無料配布されていたポケット版トイレガイド!
地図の中心地がギルドホール、左下がセントポール大聖堂
右下はロンドン塔です。(シティではないんですね)

シティ(自治体)管理のトイレと
飲食店が開放しているコミュニティトイレがあります






 

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ⑬Two Temple Place

オープンハウス最後に訪れたところは
地下鉄Temple駅よりすぐ、テムズ川沿いにある
Two Temple Place。
今は住所が呼び名となっていますが、
かつてはアスター・ハウスと呼ばれていました。
イギリスに移住したアメリカ人大富豪、
ウィリアム・ウォルドルフ・アスター(後にアスター子爵)が
1895年、オフィス兼住宅として建てた立派なゴシック調の邸宅。
オープンハウスのガイド本で写真を見ていたのでとても楽しみです。

2011年より慈善団体の所有になり、
冬の時期のイベント時のみ一般公開されています。
次回の一般公開は2016年1/30~4/24「エジプトロジー(エジプト学)」のエキシビション。
19世紀にエジプトで発掘されたオブジェクトが展示予定。
しかも入場無料!

外観はゴシック調で窓が多い
金色の船の風向計(この角度からは見えにくいですが)

中に入ると玄関ホール上は吹き抜け!
写真で見たのよりすばらしい!!

コーブ天井のステンドグラス
昼間はシャンデリアつけなくても十分明るい

天井のステンドグラスに負けないほど
大理石モザイク床もすばらしい!
見学者がたくさんいたので撮りにくかったですが
隙を狙ってどうにか撮影成功。

イタリアのアーリールネッサンススタイル
個人の邸宅だったなんて・・
天井までステンドグラス
壁紙はモリスの「ピンパーネル(グリーン)」でした
2Fのグレートホール
ドアと天井はマホガニー材、壁はシダー材


テムズ川がみえる
グレートホールには
絵画風のステンドグラスが2箇所ありました。
デザインは同じようです。

ちなみにこのホールは
英ドラマ「ダウントン・アビー」や
「セルフリッジ 英国百貨店」の
撮影場所として使われました。

グレートホールには絵画風のステンドグラス
タイトルは"A Swiss Summer Landscape"

ベンチシートサイドの彫刻がよく見えない・・
これ、なんだとおもいますか?

答えは暖炉の装飾
今まで見た暖炉で一番ゴージャス

装飾のない柱がない
いい感じに味が出ているパネリング


グレートホール-図書室のドアは
なんと隠し扉。
パネリングのデザインに紛れてわからなそう

こんな感じ
ハンドル部も収納してしまえば壁の一部に

柱の角の装飾

壁一面作り付けのキャビネット
柱の部分も隠し収納になっています
とにかくこの邸宅は木材を贅沢に使っています。
パネリングはオーク材、階段部分はマホガニー材
ほかにもいろいろ。。

この邸宅を建てたアスター氏について調べてみたら
NYの高級ホテル、ウォルドルフ=アストリアの創設者でした。
なぜホテルを建てたか、なぜイギリスに移住したのか調べていくと
ドラマのような一族のドロドロ劇が出てきてたので
本来のリサーチから脱線してしまったんですが、
とても興味深かったです。
(ここに書くと長くなるので省略)

吹き抜けを取り囲む支柱は黒檀材
親柱の上にはアスター氏お気に入りの小説「三銃士」の彫像(マホガニー材)
全部で7体ありました
パネリングの彫刻







2Fから天井を見ると
いろいろ見えてきます。


フリーズの彫刻はシェイクスピアの
「オセロ」「ヘンリー8世」「アントニーとクレオパトラ」「マクベス」がテーマ

フレームから立体的に彫刻が出ています!

1Fのローワーギャラリー
ここも壁、天井にオーク材が使われていますが
上の部屋を見たあとなので地味な印象。
建築当初はオフィススペースだったので
こんなものなのかもしれません。
通常は絨毯が敷かれ家具が置いてあるようです。


玄関ホールの周りに廊下があって各部屋に繋がっているようです。

オフィススペースにある廊下は
いたってシンプル

オープンハウスでは普段は入れない建物に入れる、というだけではなく
その背景にあるストーリー(時には歴史的に有名な場所)だったりするところに
思わず出会えたりする、とても魅力的なイベントです。

また機会があればレポート続けたいと思っています。(^^)


↓2016年のエキシビション"EGYPTOLOGY"
 http://www.twotempleplace.org/exhibitions/egyptology/