ロンドンの東、金融街のシティに移動。
入口がわからない・・
裏庭を発見!
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背後には近代的な高層ビル |
通りに戻り少し進むと正面玄関が。
ここはDrapers' Hall(ドレーパーズホール)。
1530年代にエセックス伯爵(トーマス・クロムェル)の屋敷として建てらたれましたが、
彼が処刑された後ヘンリー8世に没収されてドレーパーズ・カンパニーに売却。
1543年に入居し現在に至ります。
1666年のロンドン大火で破壊され、
さらに1772年の2度目の火事で深刻なダメージを受けましたが
その度に多くの建築士やインテリア・デコレーターの手により再建。
現在の姿は1860年代と1890年代に作り直されたものです。
ドレーパーズ・カンパニーは中世のシティで毛織物の売買取引に関わっていた
ギルドを背景とした組織のことです。(ギルドとして王から許可されたのは1364年)
毛織物=Draperyという意味で、↓紋章の上部には羊が乗っているんです。
ホールではギルドの集会が開かれていました。
ホールを持つ以前近くの教会や修道院や病院などで開かれていたそうです。
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威圧感のある2つの巨大な彫刻 全身で支えてます!みたいな・・・もし動いたら怖いなぁ |
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重厚なブロンズ製の入口ドア |
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通路を通って2Fへ上がります ステンドグラスは王室、ドレーパー・カンパニー、後援者の紋章デザイン |
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ありとあらゆる種類の大理石 昨日チャペルで見たのと同じものかも |
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階段の踊り場にある枝付き燭台は1797年製 |
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木彫刻のディテール見逃せません |
コート・ダイニングルーム
宮殿のようなシャンデリアとフレスコ画の天井。
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コート・ダイニングルームの暖炉上に飾られたエリザベス女王の肖像画 |
窓から外を見るとさきほどの庭が見えました。
そしてまたもやビルが写り込む。
建物が密集しているシティ。
それぞれの建物は大きくても
道幅は狭い。
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ガーデンは昔から変わらずここにあるそうです 女王陛下やチャールズ皇太子が植樹した木があります |
1860年代に改装。
壁のタペストリーはフランス製(ルイ15世の時代)
各部屋のスタイルが違うのでとても楽しめます。
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フリーズ(天井のすぐ下の壁にある帯状の装飾)は18世紀のデザイン |
ライブリーホール
1860年代に拡張工事されて現在の広さになりました。
壁には王室の肖像画がズラリ。
この建物はビジネス会議、フォーマルディナー、
結婚披露宴等の各種パーティー、映画の撮影で借りることができます。
ここライブリーホールは着席式のパーティーなら270名、
立食のカクテルパーティーなら450名収容可能。
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天井のフレスコ画、中心はシェイクスピアの「テンペスト」の一幕 両サイドは「真夏の夜の夢」の一幕 |
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威厳あるビクトリア女王の姿 |
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ライブリーホール横にある柱 |
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背もたれのデザインが印象的なアンティークチェア 上部は象嵌細工、木彫刻が施されているけど脚はシンプル |
ドローイングルーム
1866~1870年に作られました。
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ヴェルサイユ宮殿の鏡の間みたい 家具は水色のソファーで統一されていました |
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階段の吹き抜け 大理石の柱の間には置いてあるエジプトを思い起こさせる石像 |
現実に引き戻される眺め
そう、ここはイギリスの金融街ど真ん中です。
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