今年もやってきました~!
オープン・ハウス・ロンドン~!
年に一度の建築イベントです。
9月第3週の週末2日間のみ
ロンドン市内やロンドン近郊にある700以上の
建物が一般無料開放されます。
その他、ウォーキングツアーや
講演なども行われる、建築に興味がある人には
と~ってもお得で濃厚な週末です。
毎年8月に発行される公式ガイドブックを取り寄せ、
渡英前より入念に計画を立てました。
(近年はアプリでの購入も可)
公式のガイドブック まず、行きたいところをピックアップし 最終的に行ける確率が高いところをマークする |
昨年は移動手段ミス&迷子になり時間ロスが起こった上、
後半、体力消耗で痛恨のギブアップ。
今年はそうならないように
2日間でどれだけ効率よく廻るか・・・
念には念を入れました。
体力面ではサプリでカバーし準備万端
どんとこい!です。
お決まりのポジションから 土曜朝にウエストミンスターに来る人は ほぼ観光客です |
1日目は全部で7軒の予定で、
①はウエストミンスターにある
The Supreme Court、最高裁判所。
1913年完成のネオ・ゴシックスタイル。(Grade Ⅱ)
敷居が高いと思いきや、一般見学できるんです。
正面玄関 |
ロゴがかわいい 併設のカフェでロゴ入りエコバックなど お土産も売っています |
9:30のオープンよりちょっと前に到着。
すでに周りには待っている人がちらほら。
裁判所の周りには
ビックベン、国会議事堂、ウエストミンスター寺院など
有名な建物が立ち並んでいるエリアなので
そっちに気を取られて最高裁は影の存在のように見えます。
この前は何度も通ったことがあるのに
このイベントがあるまで完全ノーマークでした。
(ここに最高裁が入居したのは近年のことで、
それまでは州議会や刑事法院などが入っていました。)
実はイギリスの裁判所に入るのは2度目の私。
お世話になったわけではなく、
昔ロンドンの学校に通っていた頃、
授業の一環で確かシティの裁判所に行ったのです。
日本の最高裁にも入ったことないのに
(まぁそういう用事はありませんが)
飛ばしてイギリスにいってしまうとは。
入口ドアはステキな柄のステンドグラス。
クリアのガラスのみなんですが、いいですよね~。
じーっと見てたらこのドアが自動で開いたのでビックリ!
一度に入る人数を制限していて、
中で空港の手荷物検査のようなものを受けてから
見学スタート!
ここは自由に歩いて見学するスタイルです。
螺旋階段とステンドグラス |
透明のガラスと色マーブルガラスを組み合わせた ステンドグラス |
全部で3つの法廷と図書館を見学。
アンティーク家具ではないんですが
デザインの凝った家具、
そしてシンプルながらも存在感のある
ステンドグラスが絶妙で気に入りました。
2Fの第二法廷 |
カーテンが厚くて長い! |
改装前の法廷 |
廊下の照明がステキ |
3Fの第一法廷 家具がゴージャス |
シャンデリアやステドグラスもすごいんですが・・ |
天井の装飾 |
ベンチの肘掛がアニマル |
獲物を喰らう獣 なんだろう? |
険しい顔のウサギ ひとつひとつ彫刻が違うんです |
吹き抜け階段が奥に見えます |
階段からみたところ 入口ドアとデザインを統一させています |
ゆったりした時間が過ごせそうな図書館 |
オンラインでライブ映像を見ることができる
イギリス唯一の裁判所だそうです。
(日本ではTVで審理前の映像が出るくらい)
一番広い法廷で遠巻きに写真を撮っていると
職員の方が
「もっと近づいていいよ。裁判官の席に座ってみなよ。写真撮ったら?」
と気さくに声をかけてくれたのでお誘いに乗ることに。
丁寧にペンと紙まで貸してくれて
撮る前に"Don't smile."の一言。
イベントだとやさしいんですね。たぶん。
入口でもらったパンフレットを読むと、
ここで行われる裁判では有罪、無罪を
言い渡すことはないので被告人席や証言台がなく、
代わりに、法律上の論点などを議論するんだそうです。
日本の司法とイギリスのはちょっと違うみたいなので
細かい説明は省略します。
1Fの第三法廷 「今日は裁判ないんですか?」と、女性が職員に質問しているところ 「予定はないけど、あなたが今日裁かれたい?」ってジョークが響く |
奥が裁判官の席 手前が弁護側 |
窓の向こうはウエストミンスター寺院 |
ビックベンの向こうに小さく見えるのは EUで一番高いビル、The Shard(ザ・シャード) シャングリ・ラホテルが入ってます |
まだ朝の10時。
次は隣の財務省~。
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