2014/10/28

オープン・ハウス・ロンドン 2014 ⑧ Chandos House

早めにホテルの朝食を済ませ、
昨日も行ったオックスフォード・サーカスへ。

年中人通りが絶えない交差点ですが、
朝は人も少なく、空気がきれいで爽やかです。

リージェント・ストリート(ピカデリー方面)
この通りの不動産所有者はエリザベス女王だそうです
テナント収入なんですね!

歩いていると豪華で大きな建物発見。

The Langham(1865年完成)
ロンドンで最も大きなホテルのひとつ
イギリスで初めて油圧式エレベーターを取り入れたそうです。

5つ星のランガム・ホテル。
普通にふらっとは入れないですね。
入口に大きな観光バスが横付けされていて
大勢のアジア人団体客が乗り込んでいました。
お隣の国の人たちかなぁ。。

ホテルを通り過ぎ、さらに5分で着きました
Chandos House(チャンドス・ハウス)。
昨日行ったベルギー大使館から2ブロック北に位置します。
チャンドス・ハウスは新古典主義建築の建築家、
スコットランド人のロバート・アダムによる建築。
映画「ノッティングヒルの恋人」の1シーンが撮影された
ケンウッド・ハウスも彼によるものです。


チャンドス・ハウス(1771年完成)
正面はスコットランド産の石材を使用
宣伝のために使ったのかもしれません

10時のオープンまでまだ時間があったので、入口で待つ。
と、すぐ中から職員の方が出てきて
中のレセプションでお待ちください、とのこと。
数分でレセプションも混んできたので、さらに隣の広い部屋へ通され、
ツアーが始まるまでの間に飲み物サービスがありました。
コーヒー、紅茶、ジュース等がずらりと準備してあって
なんだかホテルみたい~!
折角なので紅茶を注文。
こんなウェルカムドリンクみたいなことしてくれるなんて
嬉しい、いいですね~。(^^)

ツアーが始まる前に通された部屋
弓型の窓(ボウウィンドウ)
窓の柱は収納スペースになっています。取っ手見えますか?

窓から外を覗くと・・
モダンな中庭

重厚なドア


アダムは当時流行っていたイタリアのパラディオ様式と
自らのアイディアである古代ギリシャ・ローマ様式を融合させ
アダム様式を確立した人物。
高級住宅の設計と改装を請け負う事業で成功しました。


ロバート・アダムはインテリアデザイナー、家具デザイナーでもありました
ウェッジウッドのジャスパーウェアを彷彿とさせるデザイン

実はこんなに立派な邸宅なのに、
なかなか買い手がつかず、
有名オークションに出しても売れなかったそうです。
高かったのかもしれませんね。
完成から3年後、やっと借り手が現れ
その人が3代目チャンドス公爵でした。

19世紀にはオーストリア・ハンガリーの大使館が借りていました。
現在はロイヤル・ソサエティ・オブ・メディシン(王立医学協会)の所有です。

ツアーでは1Fと2Fのみ公開
上階は協会会員専用のホテルだそうです




素敵な空間・・
説明を聞くよりも、撮影に集中していました
おじさんがこっち見てる


会員のみですが、結婚披露宴の会場として借りることができます!
プリンセス気分になりそうですね~♪

会議や各種パーティーでも借りれるそうです。(会員のみ)




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