2015/10/14

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ⑦The Roof Gardens

オープン・ハウス2日目。
今日も早起きです。

ほとんどの建物は10時オープンなんですが、
珍しく8~11時までだったので
一番に行きました。

地下鉄High Street Kensington駅を出てすぐ右にある
デパート、マークス&スペンサーのビル屋上に
こんなステキなガーデンがあるんです!!
The Roof Gardens。
屋上全体がガーデンでレストラン、バーが併設。
広さは6070㎡(およそ1839坪)

ビルの屋上とは感じられないほどリアル!
空中庭園、と呼んでいいと思います

鳥のさえずりが聞こえる都会のオアシス

上も何かありそう

ホンモノ!フラミンゴ
ほとんど頭が出てきませんでした
 ほんとに屋上なんです・・・

テムズ川南側のバタシーパークエリア(再開発中)

い~天気♪

このガーデンができたのは77年前の1933年。
そしてGradeⅡに登録されたのが1986年。
数年前にTVで観て知っていたんですが、
いつも時間がなくて行けなかったところでした。
オープン・ハウスのイベントのために
営業時間前の数時間だけ一般開放されていて
多くの早起きさんたちが散歩に来てました。
(年配者が多かったです)

広いスペースではBBQもしていて、結婚式などの各種パーティー貸切OK


秋の色に染まっています



変わった色の実


熟成度によって色が違うのかな


草花も素敵なんですが、
私が心惹かれるのは・・

スタッフ専用の喫煙スペースへのゲート

裏方のゲート
ガーデニング用品がいろいろ収納されていた

裏方のドア

違う素材を組み合わせた庭の床
濡れていると色が際立ちます


スパニッシュガーデンのゲート
イスラムの影響を受けたと思われるデザイン
赤い壁に映る影もステキ

木、石、レンガ、鉄などの
「素材」なんです。
さりげないけど、見せ方がウマい!
なんていうか・・荒いというか雑というか(いい意味で)
雰囲気が出ているんです。

日本で再現しようと思っても
どうしてもきれいに仕上がってしまうんですよね。
日本の職人さんたちはきれいに仕上げる、
ということが身についているので
自然っぽくして(雑にして)ほしい、と頼んでも
理解してもらえないのでそれはそれで仕方ないんですけど。

そして、こちらはスパニッシュガーデン。

英ヴァージン・グループのフラッグがはためいてます
1980年代にグループの会長、リチャード・ブランソン氏がここを購入
奥に見えるのは通りの向かいにあるセント・メアリー・アボット教会の尖塔
ロンドン一の高さだそうです
右手はイギリスの新聞社インディペンデント紙の本社屋

ここはもはやスペインの宮殿庭園(行ったことないけど想像で)

でもイギリスなんです
(ユニオンジャック)


イギリスにはない鮮やかな彩りが気分を明るくしてくれます


モロッコ風のエキゾチックなスペース。
この雰囲気なら絶対夜がいいですね~。

ゆっくり横になりたい

奥には小さな噴水

上階はレストラン、Babylon。
全面ガラス張りのモダンなインテリア


ベランダは人工芝

コンクリートを人工芝で覆うことによって
下階のガーデンと一体化させてます

モ~
きゃーカワイ~

次の予定があったのでゆっくりできませんでしたが、
スコーンや紅茶など軽食サービスがありました。

次回はここでディナーしようかな。


The Roof Gardens and Babylon
99 Kensington High St, London W8 5SA


2015/10/11

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ⑥Reform Club

イギリスの高級社交クラブ、って聞いたことありますか?
ゆっくり本を読んだり、食事をしたり、
会員同士で話し合いがあったり、
時には宿泊施設も備えているクラブのことです。

バッキンガム宮殿から伸びる大きな通り、
ザ・マルの北側周辺には
そのようなクラブがたくさんあります。
外から中をうかがい知ることはできない
会員制のクラブ!
イギリス映画でスーツ姿の男性が新聞を読んでる
シーンとかありますよね。
英語ではGentlemen's Clubと言います。

今回オープン・ハウスで
そのうちの一軒を見学することができました!
申し込みフォームをメールで送ってもらって
氏名、連絡先、希望日時を返信し
希望が合えば返事が来る、という流れ。
いくつか応募したんですが、ほとんどが早い者勝ちのようで
既に募集終了~。
当選したのはここ「リフォーム・クラブ」。
名門クラブが立ち並ぶポール・モール通りにあります。

通りより階段を数段上がったところに
大きな扉がそびえていて入り難さ100%!
名前が「リフォーム」でも、
何かを直してくれるところじゃないので勘違いしないでくださいね。

威圧感のあるドア
ドア横の壁に真鍮の大きな筒が取り付けてあり、聞くと
ライターだそうです。(写真なくてすみません)
バッキンガム宮殿にも同じものがあるそうです。(ここと宮殿の2箇所だけ)
残念なことに、事前の通達に
「撮影禁止、お手洗いの使用も禁止です」
 とあって内部の写真はないんです。(涙)

でも、映画の撮影で使われたことがあって、
2002年の「007/ダイ・アナザー・デイ」や
2008年の「シャーロック・ホームズ」に出ています!
ちょっとググったら写真も出てくるし・・
興味ある方は調べてみてください。(^^)

建物は1841年完成のイタリアン・ルネッサンススタイル。
クラブはホイッグ党の政治家たちを中心に1836年に設立されました。
そして後に自由党の本部に発展、現在は政治家だけでなく、
幅広いバックグラウンドの人々を受け入れています。

過去のメンバーには国会議員、ハーバート・アスキス元首相、
ウィンストン・チャーチル元首相、
「シャーロック・ホームズ」の作家コナン・ドイル、
英ドラマ「ケンブリッジ・スパイ」で実在した冷戦時代のスパイ、ガイ・バージェスがいます。
男性の社交クラブでしたが1981年に女性も入会できるようになり
(特に反対する人がいなかったので)
チャールズ皇太子の奥様カミラ夫人もメンバーです。
でも、イギリスでは現在でも男性だけのクラブがいくつか残っています。

グリーンの大きなドアを入ると体格のいい男性スタッフが
「荷物をお預かりします。撮影は禁止です。」
と言ってバッグをやんわり没収~。
通常、男性はスーツ&ネクタイじゃないと
どんなに地位のある人でも入れてもらえません。
見学者もそうだと思って小綺麗な服装で行ったのに、
何人かジーンズ+スニーカー姿の年配者がいました。
今日は特別ですね。

館内は15人ずつのグループ見学で
クラブメンバーの男性が案内してくれました。
「知っている限りの知識ですが」と控えめな前置きがあったにも関わらず、
その知識はかなり豊富!(もちろん資料なしでの説明)
しまった!メモしたいけどメモ帳はさっき預けたバックの中だ~!!
どこまで記憶できるか。不安の中で見学スタート。
(以下はほぼ記憶で語ってます)

クラブの概要が書いてある冊子を購入
現在も2F吹き抜けはこんな感じ(あれ、女性がいる)
数年前この天井が雨漏りしたために、インテリアや本が濡れて修復が大変だったそうです

まず見学者は図書室のような「モーニングルーム」に通されました。
家具はリプロダクションと言っていましたが、
それでも結構年数が経ったような使用感あり。
高い天井、壁に備え付けの本棚には古そうな本がぎっしり。
大きなソファー席で新聞を読んだり、
手紙を書いたり思い思いの時間を過ごせます。

2Fへ上がる階段正面には大きなミラー。
以前はステンドグラスが入っていたそうですが、
照明を反射させて部屋を明るくするため、ミラーに取り替えたそうです。
ロングギャラリーのような大きな図書館、会議室、カードルーム、ビリヤードルームなど
それぞれの目的のに合わせた部屋を案内されました。
吹き抜けを囲むようにある幅広い廊下(上のイラスト)には
テーブルやソファーがあるのでお茶もできます。
1Fにも軽食や食事をする部屋があり気分に応じて変えられそうです。

最後に1Fのコーヒールーム、
そのには限られたメンバーだけが知る秘密の部屋!
大きなテーブルに椅子が10脚ほどの狭い空間。
昔、そこでは閣僚メンバーが入って極秘会議をしていたそうです。ひゃ~。

気になる入会金ですが、
案内してくれた男性が入会した当時は3万円位だったそうですが
(何十年も前だと思います)現在は30万円程だそうです。
私の予想ほど高くはありませんでしたが、
入会の際は厳しい審査があると思います。
興味ある方は問合わせてみてください。

オープンハウス1日目はこれで終了~。
結構歩きました。
万歩計がなかったけど、多分2万歩くらいいったかな。

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ⑤Fitzrovia Chapel

長い修復作業を経て
今回初めて一般公開された
Fitzrovia Chapel(フィッツロヴィア・チャペル)
Grade Ⅱの建物です。

住所を頼りにチャペルを探したんですが
なかなか見つからなくて・・

入口を探してキョロキョロしてる人が多かった

以前はミドルセックス病院の付属チャペルで
現在は再開発で建てられたFizrovia Placeの中にあります。
ビルに囲まれていたからどこかわからなかったんです。

チャペルはウエストミンスター寺院や
隣の聖マーガレット教会、
ブリストル大聖堂の建築に関わった
ビクトリア時代の教会建築家、
ジョン・ラフブラ・ピアスンが1891年に設計し
息子フランクが1929年に完成させました。

再開発中のすごい写真!
 
ぽつんと建つ、とはこのことです
写真右側は壁だけ残してある~!
チャペルは病院関係者や患者、その家族たちが
静かに考えたり、祈ったりする場所でした
ゴシックスタイルのチャペル
人がいっぱい!

祭壇上のステンドグラスとゴールドの天井タイル

祭壇


修復費用は200万ポンド。
日本円で4億円です!
大理石は17種類も使っています。

天井ばかり見てしまいがちですが、
床の大理石モザイクの細工も素晴らしいです。





壁面の大理石も木目のような柄・・
ため息が出ます。

チャペルの幅はそんなにないんです

背後のオルガンギャラリー
正面のグリーンの石はアイリッシュ・ドッグという大理石


木目のような大理石
こんなの初めて見ました!

聖水盤

総大理石造り、といっても過言じゃないです

チャペル隣りはレストラン。
お客さんと目が合う・・

ガラス張りになっています
おしゃれなレストラン

チャペルは今後、室内楽、講話、
結婚式などで借りることができるそうです。


2015/10/10

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ④Wigmore Hall

先ほどのRoyal College of Nursingより
北に1ブロック歩いたところにある劇場
Wigmore Hall(ウィグモア・ホール)。
1901年完成。
ドイツのピアノ製作会社が建てたホールでした。


インテリアはルネッサンススタイルで、
壁、床、天井はアラバスター(雪花石膏)や大理石を
贅沢に使っています。

器楽、室内楽、声楽などの
コンサートが行われている現役のホール。

入口からの通路

大理石の階段
天井からは巨大なシャンデリア!(さらにガラスシェードの中に入ってる!)

ホールへのドア
オペラが聞こえてきました
ステージでは女性がオペラの練習中
職員の方が「美しいわよね~」とささやきました

天井のステンドグラス

上階にある楽屋
他にも楽屋があり、
ピアノの演奏が行われていました。(見学自由)

ホールの規模はそれほど大きくないんですが、
コンサートで来てみたいところです。

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ③Royal College of Nursing

昨年のオープンハウスの講演で
「ロンドン一美しい階段」と称されていた
Royal College of Nursing(王立看護大学)の建物。

 

中に入ろうとすると小学生くらいの男の子が
「申し訳ありませんが、外でしばらくお待ちください。
10分くらいだと思います」
と丁寧に説明してくれました。
か、かわいい!
(職員の方の息子さんでお手伝いしていました)

どうやら人数制限のあるツアー見学。
なんだかんだ15分ほど待った後、ツアーが始まりました。
建物の完成は1729年完成でバロックスタイルのタウンハウス。
当時このエリア、オックスフォードサーカス周辺は
どんどん建物が建っていた頃でした。
この建物には国会議員、ワイン商人、東インド会社の商人や
元イギリス首相のハーバート・アスキス
(英女優ヘレナ・ボナム=カーターの曽祖父)
が住んでいたそうです。



まずは階段をあがります。
暗くて気づきませんでしたが
ここがその階段。
ネオクラシカルとローマ遺跡の壁画!
1730年のもの、とありますが状態がいいので
修復されていると思います。



他には正面玄関やホールを見学。



円形のステンドグラス

イギリスの近代看護教育の母フローレンス・ナイチンゲールのプレート


地下にはヨーロッパ一の看護系の蔵書があるという図書館。
1Fにはカフェ&ショップが併設されていて
注射器の形のペンのような看護系のお土産もありました。

オープン・ハウス・ロンドン 2015 ②HM Treasury

ウエストミンスターは
政府の各省庁が集まっています。

ここはHM Treasury(Her Majesty's Treasury)
イギリス財務省。
Grade Ⅱの建物で1917年完成。

財務省は1940年より入居


元は国王の財産を管理するためだったので
Her Majesty's(女王陛下の)となっていますが、
現在は国家財政を担う官庁です。
うーん、ということはエリザベス女王が退位されたら
"His Treasury's"になるのでは。
ロンドンにある劇場、Her Majesty's Theatre
(ハー・マジェスティーズ・シアター)も
退位後はHis Majesty'sになるし。
忙しいです・・。
(Her Majesty's には「英国の」という意味もあります)

建物は大きいんですが、
公開されているところは少なかったです。

館内でもらった資料↓

1886年当時の写真、ビルが建つ前の町並み
手前がパーラメントスクエア(ウエストミンスター寺院や国会議事堂に囲まれた所)
右側の通り(Parliament St)を拡張しひとつの大きな建物を建てたと思います。

建物の第一セクションが完成したのが1908年
GOGGSとはGovernment Offices Great George Streetの略

(写真上)第二次世界大戦中、ここは政府の中枢機関で、内閣は地下にありました
(写真下)セント・ジェームズ・パークに面したチャーチル元首相夫人の寝室
首相一家はダウニング・ストリートではなくここに住んでいたそうです


なぜこの建物を内閣に選んだかというと、
ダウニング・ストリート(首相官邸)に近い上、
地下は強固なコンクリート造だったので
爆撃に耐え得るだろう、という理由があったから。

資料を見た後は中庭に出て、奥の円形広場へ。
その後は外!
え、もう?って感じで・・。

中庭
カフェも併設

ロンドンにこんなところがあるとは~!
珍しい円形広場

またもやパノラマ撮影


あっさり見学終了・・・20分くらいでした。

天気がよかったので次の場所、オックスフォードサーカスへは
レンタル自転車(通称ボリスバイク)で移動。
一日2ポンド(400円くらい)で一回30分間乗れるんです。
街のいたるところにこのような自転車用のドックがあります。

バスや地下鉄が高いからか、エコ志向だからか
ロンドンの自転車人口は増加中!

続けて乗りたい場合は追加で2ポンド課金されるので
一度、自転車を返却して5分後にまた借りればOK。
このシステムが導入されて5年、
今ではかなり街に浸透しています。
ロンドンの道がわかるならば
自転車で街を回るという方法も楽しめますよ。

ただし、日本と違いイギリスの自転車は車と同じ交通ルールを
守らなきゃいけませんので注意。
①車道を走る(もちろん逆走不可)
②一方通行も逆走不可
③左折、右折、止まるのハンドサインを出す
などあります。
ただし、身長が低いと
サドルを一番低くしても足が着きません。
少なくとも身長155cm以上の人向けなので要注意。(子供不可だし)

ロンドンに行かれる方はトライしてみませんか?

2015/10/08

10月なので、ビンテージのビールグラスとか

1ダースほど
ビンテージのビールグラスを出しました。

イギリスのパブでビールを飲んだことがある人には
懐かし~い、馴染みのあのグラス、
パイントグラスです!
イギリス式の1パイントは568ml、
アメリカ式(473ml)とは違います。
知らないと「あれ?」ってなりますね。

上部が膨らんでいるのは持ちやすく、
強度を出すためだそうです。
確かに、これくらい大きくて(高さ15cm)
持ち手がないグラスだと
スルっと落としちゃいそうです。

ノニック・パイントグラス
各2,484円(税込)
若干の使用感はあります

イギリスへ行くと
昼でもこのグラスを持って
外で飲んでいる人がいます。
中にはスーツ姿の男性も。
イギリスでは日本のようにキンキンに冷やしたビールではなく
常温のようなビールをこのグラスでちびちび飲みながら
友人とおしゃべり、というところをよく見かけます。

グラスにエッチングで刻まれている王冠マークは、
英国政府公認という証拠。
このマークがないとお店で出すことはできません。
現在はEU統一のため王冠マークがなくなり
CEマークになっています。
標準を作ることによって
量をごまかせないようになっているとは。


家で飲むビールグラスに
いかがですか?

数量限定なのでお早めに~