2017/07/21

イームズのシェルチェアを修理 -工房だより-

今回はアメリカのビンテージ家具、
イームズチェアの修理です。

昔、お子さんが激しく揺すり乗りしていて
本体がベース(脚部分)から外れて
お子さんごと滑り飛んでしまったそうで。(お子さんは無傷)
永い間そのまま保管されていたそうです。

このチェアはアームシェル(肘かけ付き)のロッキングチェア。
FRP(グラスファイバー)製の珍しいタイプで、
1970年代に製造されたオリジナルです。



残ったショックマウント(黒のゴムパーツ)と古い接着剤を取り除いて・・

本体の状態を見ながら徐々に接着剤を削り取る

つるつる~
白くて細かい線に見えるのはガラスファイバーです


新しいショックマウント(黒いゴムのパーツ)を
強力な接着剤で取り付け数日間乾燥。
その後、ベースにショックマウントのビスをつないで完成!




「取っておいてよかった~、また座れる~!」と大喜びのお客様。
まだまだ活躍してくれそうです。(^^)



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