ゴージャスな「スペンサー・ハウス」を見学してきました。
ここは18世紀に建てられた
ロンドンに現存する最も古いタウンハウスのひとつ。
1930年代、ほとんどの豪華なタウンハウスが消えたので
かなり貴重なものです。
※タウンハウス 貴族が所用でロンドンを訪れる時に使用する別邸。普段の生活の場は、遠方にある広大な領地で大邸宅「カントリーハウス」を構えています。
グリーン・パークに面して建つスペンサー・ハウス ここの情報はガイドブックには載っていません |
スペンサー・ハウスはバッキンガム宮殿近くの
グリーン・パークに面したところにあります。
でも、入口は反対側のセント・ジェームズ・ストリートから
アクセスしないと行けません。
早めに着いたのでバッキンガム宮殿前に行ってみました。
この辺りに来るのはすごく久しぶりです。
宮殿前のビクトリア・メモリアル |
宮殿のゲート 衛兵交代式の際は人がごった返えす ロンドン一番の観光地? |
街灯の上の部分って結構大きいんですね |
交代式に向かうの騎馬隊と遭遇 |
ハウス内は専任のガイドが案内してくれます。(英語のみ)
1時間おきのツアーは最大20名までだったので
日本出発前にネット予約しました。
(人数に空きがあれば当日予約なしでも入れます)
エントランスで受付を終え、広い部屋で10分程
建物についての概要DVDを鑑賞。
スペンサー・ハウスは初代スペンサー伯爵、
ジョン・スペンサーが建てました。
「スペンサー」と聞いてすぐに気付いた人いましたか?
そうダイアナ妃の先祖です。
成人を迎えた日、スペンサー伯爵(21)は
才女ジョージアナ・ポインツ(18)と内々の結婚式を挙げました。
当時は珍しい恋愛結婚で、とても仲の良い夫婦だったそうです。
この家を建てるとき
「普通と違うもの、イギリス式ではない家」を作りたかったそうで、
インテリアはやや派手め、全体はネオ・クラシック様式です。
先祖から受け継いだ潤沢な財産をこの家の建築や
芸術につぎ込み、ここで劇・コンサートも行いました。
2~7月に使ったロンドンの住まいで、
使用人が60人もいたそうなので個人所有の宮殿ですね!
さて、DVDを見終えたら1Fからスタート!
建物内はガイドのみが話すことになっているので静かに見学~。
写真撮影がNGだったので見たこと聞いたことは
このブログのためすべてメモメモ・・・
(メモを取っていたのは私だけ~)
雑誌から拝借・・・ ダイニングルーム(左)とパームルーム(右上) |
グレート・ルームの奥にあるペインテッドルーム ダンスパーティーの時、女性達はこの部屋で男性がダンスに誘いに来るのを待ったそうです |
約1時間かけて2Fの部屋まで見て回り、
各部屋の壁や天井、調度品について
ガイドが細かく説明してくれました。
高い天井を見上げながら
思わずみんな口が開いてました。
ゴージャスな部屋をゆっくり見学して
もうお腹いっぱいって感じです。
各部屋に飾ってある一部の美術品、家具などは
エリザベス女王、ナショナルトラスト、
V&A、テート、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ等の
名だたるところから借りています。
2012年ロンドンオリンピックの際
IOCの迎賓館として使われ、お礼に贈られた
聖火トーチがガラスケースの中に飾ってありました。
ちなみに、2週間前キャサリン妃がここを訪れたそうです!
受付でパンフレットを購入 ハウスの復元25周年記念の特別イベントとして5月~6月の2日間庭園が一般公開されました 私が行ったのはその1週間前~!惜しい。 |
スペンサー・ハウスは
1920年以降貸し出され、
一般企業やMI5(英国保安局)まで借りており
1985年にロスチャイルド投資会社が99年間のリース契約し
25年前、30億円かけて建設当時の姿に復元。
建てたものを維持していくのはとても大変です!
平日はオフィスとして使用されているため
日曜日のみ見学することができます。
その他、結婚式などで部屋をレンタルできるそうです・・。
ロンドンで結婚式を考えている人、
どうでしょうか?
Spencer House
(ツアー開始は1時間おき)10:30–16:30
27 St James's Pl, St. James's, London SW1A 1NR
(地下鉄グリーン・パーク駅より徒歩5分)
http://www.spencerhouse.co.uk/
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