2016/12/26

クリスマスプディング -イギリスのクリスマスケーキ-

イギリスのクリスマスケーキは日本のそれとは別物。
「ケーキ」ではなく「プディング」です。
プディングといえば、プリンのようなものを想像すると思いますが、
それとも全くかけ離れています。

昨年は東京のお店からお取り寄せしましたが、
今年は紅茶の先生である友人に頼んでみたら
「スパイスを送ってくれたら作るよ」
と引き受けてくれたので、
イギリスからスパイスを取り寄せました。

しばらくして送られてきたものは
お店で売ってるレベルの立派な見た目。
器までイギリス製を使用するというこだわり!
さすがです。ありがとう!

器は写っていませんがメイソン・キャッシュの陶製プディングベースン


昨夜、友人宅でのクリスマス食事会に持っていき、
1時間弱火で蒸して盛り付け。

蒸しケーキと言った方がわかりやすいクリスマスプディング

ドライフルーツ、数種類のスパイス、ラム酒などが入っていて
少量でおなか一杯になるほど濃厚です。
知らずにたくさん盛ったらきっと後悔します。

私が初めてこのプディングを食べたのはイギリスに住んでいた時。
クリスマスにイギリス人のお宅を訪問した時に
何も知らずに食べて超濃厚な味にびっくりしたのを覚えています。
(完食したかどうか覚えてません)

本来は切り分ける前にブランデーをかけてフランベするんですが
今回は省略し、ホイップクリームではなくバニラアイスを添えていただきました。




去年のお店のプディングよりお酒控えめの
やさしくて食べやすい味。
ごちそうさまでした!(^^)
来年も頼みたいなぁ~。


そして本日、12月26日はボクシングデー。(Boxing Day)
イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダや
イギリス連邦の国々では休日です。
元は貧しい人たちのために寄付した
クリスマスプレゼントの箱(ボックス)を
開ける日でした。
(殴り合う日ではないので注意)
それと、クリスマスも仕事をしていたお屋敷の使用人たちに
主人がプレゼントを配ったりもしていました。
イギリスドラマ『ダウントンアビー』にもそのシーンが出ていましたね。

昔、ボクシングデーにロンドンの中心地に行ったことがあるんですが、
開いてるお店がなくて閑散としていました。
地下鉄もバスも本数が激減!
タクシーも走っていませんでした。
軽い気持ちで行ったのに通常の3倍くらい時間が掛かって
出かけたのを後悔しました。
1年で最も静かな日なんじゃないかなと思います。

現在は昔よりいろいろな人種、宗教の人が住んでいるから
たぶんもっとお店は開いてると思いますけど。

そして27日から一斉にクリアランスセールが始まって
また街が賑わいます。




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